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英国の卒後認定コース・専門医コースは各大学で研修期間などに相違があり極めて複雑です。卒後資格は、専門医資格も含みますが、専門医資格でない資格も含まれています。専門医資格コースについては1998年から新しい制度が始まっていますので章を変えて新制度について説明します。
卒後資格制度は以下の二つに大別されています。
・General/Basic Professional Training
卒後2年間の一般歯科と専門医の基礎コース。場合によっては3年間、またそれ以上に延長されることもある。
・Specialist Training (専門医コース)
上記コース修了後に開始される専門医教育コース。
専門医コースに入るには、その前提として一般歯科学についての認定試験であるMFDS/MFD(The Diploma of Member of the Faculty of Dental Surgery, the Faculty of Dentistry)の資格修得が要求されています。
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1998年からprimary FDS/FFD資格がMFDS/MFD資格に変わりました。変更理由は“卒後教育の改革に対応して教育期間を短くし、より構造化するため”と記載してあります。
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1998年以前
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1998年以降
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BDS
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BDS
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↓
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↓
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FDS primary
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MFDS (Part A,B,C)
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↓
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↓
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FDS Part2
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Specialist
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↓
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↓
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Higher Education
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↓
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FDS RCS (final FDS)
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FDS RCS
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このMFDS/MFD資格は前述した卒後2年間のGeneral Professional Training(一般歯科医としてのトレーニング)またはBasic Specialist Training(専門医の基礎コースのトレーニング)を修了したことを証明する資格です。
MFDS:The Diploma of Member of the Faculty of Dental Surgery
MFD: The Diploma of Member of the Faculty of Dentistry (アイルランド)
英国の医学界は16世紀に始まったRoyal College of Physiciansと18世紀のRoyal College of Surgeonsの二大組織によって支配されてきました。卒後医の資格認定についても、この組織が現在も行っています。
MFDS/MFDは、以下の組織によって提唱された新しい資格です。
Member of the Faculties of Dental Surgery of
the Royal College of Surgeons of England
the Royal College of Surgeons of Edinburg
the Royal College of Physicians and Surgeons of Glasgow
Member of the Faculty of Dentistry of
the Royal College of Surgeons in Ireland
MDFS/MFD 試験制度
MDFS/MFD資格は、卒後2年間の一般歯科医としてのトレーニングを達成したレベルの歯科学の広い知識と理解を認定することを目的としています。MDFS/MFD資格の試験は、Part A, Part B, Part Cの三段階に別れています。FDS/FFDもprimary FDSとfinal FDSに分類されていました。口腔外科専門医は最上級のMFDS Part C資格を要求されています。
MDFS/MFD資格試験は従来のFDS/FFDに替わるもので、primary FDS資格は1998年の10月に、final FDS資格は2002年に最後の試験が行われます。これまでFDS資格保持者は多くありませんでした。この変更は資格習得者の門戸を広げることが目的で行われました。
MDFS/MFD資格受験資格のための教育コースは、通信教育のMFDS Distance Learning ProgrammeやMFDS/MFD Structured Leraning Programe(PASS)によって行われています。
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