Licentiate in Dental Surgery (LDS)

 海外の歯学部を卒業した歯科医師は、GDCから最低1年間の英国内の歯学部での教育を受けた後にこの試験を受験することを要求されます。Statutory Examinationと同様に英国籍をとるか英国に永住することが前提となります。
 この試験で注意しなければいけないのは、英国の歯学部での1年間の教育は特別に用意されていないことです。応募者が学長宛に受講可能かどうか依頼しなければなりません。これを承諾することは、かなり例外的であり難しいという記載があります。この試験制度は廃止される方向にあります。(The Dentists Register for 1999)

 この資格はthe Royal Surgical College of England, Edinburg and Glasgowによって認定され以下のような称号を与えられます。

 LDS RCS Eng Royal College of Surgeons of England
LDS RCS Ed Royal College of Surgeons of Edinburg
LDS RCPS Glasg Royal College of Physicians and Surgeons of Glasgow

参考資料:Notes for oversea dental graduates intending to train in the United Kingdom.
The National Advice Centre for Postgraduate Dental Education

International Qualifying Examination (IQE)試験

 SE試験制度は2001年に改革される予定でGeneral Dental Councilでその準備が進められています。1999年5月の委員会で、SE試験制度にとって替わる新規試験の名称をthe International Qualifying Examination (IQE)とし、英国内で歯科医療を希望するすべてのEEA圏外の歯科医師が対象となることが決められました。

 IQE試験は3部門から構成されています。
パートA:基礎医学、人間の病気(病理学、内科学、外科学等)の筆記試験と口頭試験。
     歯科臨床についての口頭試験。
パートB:歯科治療用マネキンでの実習。
パートC:歯科の全ての分野からの筆記試験。
     歯科臨床の試験。一般歯科の口頭試験。臨床的な実習試験。
     医学的な緊急対処方法の試験。
英語力:the Academic International English Language Testing Systemの個人部門で7.0ポイント以上が要求されています。

参考資料:Examination Officer, General Dental Council. Email:mthomas@gdcーuk.org