非難された子どもは偏見をもつ。

叩かれた子どもは乱暴になる。

あざけられた子どもは引っ込み思案になり、

皮肉ばかり言われた子どもは、良心の呵責にさいなまれる。

しかし、励まされた子どもは信頼することを学び、

寛容さに出会う子どもは忍耐力を学ぶ。

ほめられた子どもは喜びを学び、

公平さを経験した子どもはフェアプレー精神を学ぶ。

友情を感じる子どもは親切さを学び、

平安を知る子どもは、人を信用することを学ぶ。

そして、愛され抱擁される子どもは世界に愛があることを学ぶ。

      

Dorothy Law Nolte著 「子は親の鏡」


スエーデンのDVについてのポスター

左上:「僕はパパみたいには絶対なりたくない。



右上:「ママが死んでしまうことを考えてみて! どうぞ警察に電話して。



左:「あしたパパに会わなくちゃいけないの?



全てのポスターの上部に書かれている言葉は「女性に対する暴力は、子どもにも影響する。

下部に書かれている言葉は「女性に対する男性の暴力と戦おう! 女性の平安は子どもにとっても平安である。

             スエーデンのDV,児童虐待への取り組み

1979年 保護者による体罰を世界で初めて全面禁止 (the Act of Parethood)

      親による体罰も刑法上免責されない。(刑法で処罰される)
      「許容される体罰」と「許容されない体罰」をめぐる議論に終止符を打った。
      

児童虐待死数の比較

      スエーデン(人口900万人)    日本(人口1億3千万人弱)
        1990−96年 4件         1992−1996年 245件

スエーデンでは女性への暴力と、子どもへの暴力への対策が同時進行で行われている。


青森県健康福祉こどもセンター 反町吉秀医師(当時京都府立医科大学法医学教室講師)が、平成14年(2002年)山口県立大学で講演された講演報告書 「なくそう! 身体的子ども虐待」 (編集 辻龍雄、加登田恵子、廣岡逸樹)から引用

これらの写真と説明文は反町吉秀氏から提供された。